起業を思いったったとき、不安なのはその後の資金繰りでしょう。過去に起業した経験から話をさせていただければ、不安のある時点では、法人化しないほうがいいでしょう。個人事業主として業務を行い、一定の売上を獲得するまでは、そのままでいいと思います。

法人化のタイミングは、個人事業主として支払うことになる税額と法人化したときの税額を比較することになるんですが、業種によって利益率もまちまちですから、売上べースでいくらを超えれば法人の方が支払い税額が低くなるか、無料の税務相談にでも訪ねて目安としておくといいでしょう。

法人のメリットは、金融機関との折衝が行えることが大きなメリットとなるんでしょうか。しかし、大きな設備投資や仕入れが先行する業種以外では、金融機関からの借り入れを行う必要も無いんではないでしょうか。大きなデメリットは…継続性を期待されることです。

始める前からなんだと思うかもしれませんが、売上があろうが無かろうが、法人税は徴収されますし、税理士による税務申告も必要になりますから税理士への顧問料も必要になります。本業以外に社長業が忙しくなるのは1年以上経ってから。それまでには、会社会計の基本くらいはわかっていないと危険ですね。

起業前に簿記関連の書籍を2~3冊は読んでおくべきです。マンガで覚える~の類でもいいと思います。高度経済成長の頃のように、一生懸命だけで富を築くのは難しい時代です。数字に強い経営者が、生き残る企業に求められるものでしょう。